『一隅を照らす』

「古人言く、径寸十枚、これ国宝に非ず。一隅を照らす、これ即ち国宝なり、と」
最澄『『天台法華宗年分学生式』の冒頭に出てくる言葉です。これは最澄の師、唐の湛然の著『止観輔行伝弘決』にある次の話を踏まえています。

むかし、魏王が言った。「私の国には直径一寸の玉が十枚あって、車の前後を照らす。これが国の宝だ」。すると、斉王が答えた。「私の国にはそんな玉はない。だが、それぞれの一隅をしっかり守っている人材がいる。それぞれが自分の守る一隅を照らせば、車の前後どころか、千里を照らす。これこそ国の宝だ」と。

おかげさまで、NPO法人を設立して12月25日で10年目を迎えます。
あらためてこの言葉を噛み締めています。

 


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