幸せの方程式作成

幸福と成功の意外な関係

多くの親は、「子どもには苦労させたくない、幸せになってもらいたい」と願っています。そのために、「一生懸命勉強をして、良い大学に入り、良い会社に就職できれば、社会的な成功を得られ、その結果として、幸福を手にすることができる」という常識に囚われていました。しかし、その常識は今、破綻しています。「幸福」と「成功」の本質は次の通りです。

「成功した者が幸福なワケではない。幸福な者が成功できる」

2004年のハーバード大学内の調査によると、5人のうち4人が、就学中少なくても一度は”うつ”を経験していると報告しています。そのうちの半数が普段の生活が送れなくなる、かなりの重症の”うつ”です。その余裕のない学生生活のあり様は、4年間でロマンスのあった回数は、平均1回。ショーン・エーカーは、こうしたハーバードで、学生として、講師・教官として、そしてまた学生の生活相談員として12年間を過ごし、厳しい環境の中で、どんな学生が成功し、どんな学生が負けていくか、大きな興味をもって調べていくことになります。彼は、特に、このような環境のなかでも、優秀な成績を上げて成功している学生たちに、何故彼らは、成功するのか、に注目します。そして書かれた本が『幸福優位7つの法則仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』です。

ハーバードの中で成績の良い学生と、普通の学生の違いを彼が発見したのは、

「良い成績を残せるのは、厳しい環境の中でも幸福感をもっていられるか」

という事だったそうなのです。

普通の学生では、苦しいと感じる寝る間も惜しんで勉強するという行為にも「幸福感」を見いだし没頭し、苦しい環境の中にも、自分なりの楽しみを見つけ出し、挫折や失敗等の中にも、幸福感を見いだすことで挫けずということができたからこそ、彼らは良い成績を残せたというのです。

彼が数多くの成功者のインタビューと27万5000人による「幸福研究データ」によると、
「成功者の共通の考え方」とは

1)幸せは、成功を達成した時にしか味わえない褒美などとは考えない

2)ネガティブな気分のまま、歯を食いしばって日々を生きていこう等とは思わない

3)何事にもポジティブな面を捉え、あらゆる場面(普通の人が困難と感じる場面でも)幸せを享受している

4)だからに困難や挫折に直面しても、人一倍の努力ができる

5)ゴールに向かっている時の幸福感が、ゴールに向かわせる

という事なのです。

それらの成功者のように、平凡な日常、困難な状況、挫折を感じる状況においてさえも、「幸福感」を感じるマインドを保つにはどのようにすればよいか?

一言で言えば、「聴く力」です。

それは、決して人の話しを聞くことではありません。コミュニケーションには2種類あります。一つは対人コミュニケーション、もう一つはセルフ・コミュニケーションです。「幸福感」を感じるマインドを保つのに重要なのは、セルフ・コミュニケーション(心の声を聴く力)です。

皆さんにお伺いします。「幸福とは何ですか?」

たぶん、一人一人違う答えが返ってくるはずです。幸福の定義は、一人一人違うのです。答えはどこにもありません。皆さんの心の中にあります。いつも自分に問いかけてください。

自分にとっての「幸せ」とは何か?

皆さんは、自分自身を直接見たことがありますか?答えはNOです。直接なんて見ることはできません。「鏡」に写っている姿を見ているだけです。もしかすると、本当の自分ではないかも知れません。録音した自分の声を聞いたことがありますか?多くの人がはじめは自分の声ではないと感じたのではありませんか。

自分の中にいるもう一人の自分とコミュニケーションを取るために必要なものがあります。

それは、自分を写し出す「鏡」です。

それは、親であり、先生であり、友人であり、同級生であり、見知らぬ人です。対人コミュニケーションを通して、はじめてセルフ・コミュニケーションができるのです。自分と対立する考え方、理解できない行動、人を侮辱するような言動、相手から褒められた時の感情など、相手を通して自分がどのように感じているのか、なぜそう感じるのか、そのことを知ることがセルフ・コミュニケーションなのです。

負の感情に偏ったときに必要な8つの力

いつもポジティブな感情だけで生きることはできません。負の感情も必要な時もあります。問題なのは、どちらかに偏ることです。大切なことは、バランスです。

1)選択

2)許す

3)手放す

4)信頼

5)コミュニケーション

6)真実

7)つながり

8)リーダーシップ